特定技能とは
特定技能とは、人材不足の状況の産業分野に対応するため、一定の専門性・技能を有する外国人を受け入れる制度です。
「技能実習生」との主な違い
外国人労働者を受け入れたいときに以前はまず「技能実習生」が思い浮かぶと思います。
「特定技能」と混合されやすいですが、似て非なる制度です。
違いを以下の表にまとめました。
| 技能実習 | 特定技能 | |
|---|---|---|
| 日本語レベル | あまり話せない方が多い | 3年以上日本で実習経験があり 相応の日本語能力 |
| 必要な書類 | 多い（毎月） | 少ない（3カ月に1回） |
| 採用までの日数 | 申請から入国まで約8カ月 | 申請から1カ月＝3カ月（日本国内居住者） |
| 採用の費用 | 費用がかかる | 費用があまりかからない |
| 管理費 | 約3万円～7万円（毎月） | 約3万円（毎月） |
※特定技能は原則受け入れ人数に枠がありません（介護・建設分野を除く）
就業できる対象分野と在留期間
介護
ビルクリーニング
工業製品製造業
建設
造船・舶用工業
自動車整備
航空
宿泊
農業
漁業
飲食料品製造業
外食業
| 特定技能1号 | 特定技能2号 | |
|---|---|---|
| 対象分野 | 介護、ビルクリーニング、工業製品製造業、建設、造船・舶用工業 自動車整備、航空、宿泊、農業、漁業、飲食料品製造業、外食業 |
ビルクリーニング、工業製品製造業、建設、造船・舶用工業 自動車整備、航空、宿泊、農業、漁業、飲食料品製造業、外食業 |
| 在留資格 | 最長5年間働くことができます | 永続的に働くことができます （3年、1年又は6か月ごとの更新） |
特定技能12分野業務内容一覧
特定技能で可能な仕事内容は以下の通りです。
| 特定産業分野 | 従事できる業務 | 所管行政機関 |
|---|---|---|
| 介護 | 身体介護および付随する支援業務（訪問系サービス不可） | 厚生労働省 |
| ビルクリーニング | 建物内部の清掃 | 厚生労働省 |
| 工業製品製造業 | 機械金属加工、電気電子機器組立て、金属表面処理 | 経済産業省 |
| 建設 | 土木、建築、ライフライン・設備 | 国土交通省 |
| 造船・舶用工業 | 溶接、塗装、鉄工、仕上げ、機械加工、電気機器組立て | 国土交通省 |
| 自動車整備 | 自動車の日常点検整備、定期点検整備、特定整備、特定整備に付随する業務 | 国土交通省 |
| 航空 | 空港グランドハンドリング、航空機整備 | 国土交通省 |
| 宿泊 | 旅館やホテルにおけるフロント、企画・広報、接客およびレストランサービスなど | 国土交通省 |
| 農業 | 耕種農業全般、畜産農業全般 | 農林水産省 |
| 漁業 | 漁業、養殖業 | 農林水産省 |
| 飲食料品製造業 | 飲食料品（酒類を除く）の製造・加工、安全衛生の確保 | 農林水産省 |
| 外食業 | 飲食物調理、接客、店舗管理 | 農林水産省 |
特定技能外国人雇用のメリット
特定技能外国人雇用を行う企業のメリットをご紹介します
